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よくある質問

一般的なご質問

Q.1 突然の心停止とは何ですか?

突然の心停止とは、規則的な心臓の拍動が突然停止することをいいます。この原因の一つが、心室細動(VF)と呼ばれ、心臓が血液のポンプ機能を果たせなくなった異常な状態のことです。

Q.2 突然の心停止と心臓麻痺は同じですか?

違います。心臓麻痺は血液が心臓の筋肉(心筋)に供給されなくなり、心筋が壊死することをいいます。また心臓麻痺ではよく胸部の痛みを伴いますが、意識ははっきりしています。

心臓麻痺が突然の心停止に結びつくことはありますが、突然の心停止は前触れがなく、すぐに処置しないと死亡する危険性があります。

Q.3 どういう人に突然の心停止のリスクがありますか?

傷病者の平均年齢は約65歳ですが、発症は予測不可能で、誰でも、何処でも、いつでも起こりえます。

Q.4 心室細動はどうやって処置するのですか?

心室細動は自然に回復することはほとんどなく、効果的な治療法は電気ショックを与えることです。胸骨圧迫をすることにより、電気ショックの有効性を高めたり、後遺症を抑制したりする効果があります。

Q.5 AEDとは何ですか?

自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator)とは、心臓がけいれんし血液を送り出すポンプ機能を失った状態(心室細動)の傷病者に対して、心電図の測定・解析を行ない、必要に応じて電気ショックを与え、心臓を正常なリズムに戻すための医療機器です。

AEDは自動的に心電図を診断し、電気ショックを与える必要があるかどうか判断しますので、医学的な知識が少ない一般市民でも音声ガイダンスに沿った簡単な操作で救命処置が可能です。

Q.6 AEDは誰でも使えるのですか?

2004年7月厚生労働省より、非医療従事者である一般市民が救命の現場でAEDを使用することは、医師法第17条には違反しないとの通知が出たことから、一般市民の方も使用できるようになりました。

AEDは音声案内に従うことで使用することはできますが、心肺蘇生については、各種団体が主催する救命の講習会を受けることをお勧めします。

Q.7 AEDを使うことで、相手を傷つけることはありませんか?

ありません。AEDは、心室細動などの不整脈の場合にのみ、電気ショックが必要だと判断し、充電をし、電気ショックを与えることができます。電気ショックが不必要と判断された場合は、充電は行われず、電気ショックはできません。

Q.8 AEDを使って、万が一亡くなられた場合、責任を問われることはありませんか?

厚生労働省通知により、救命の現場に居合わせた市民が救命のためにやむを得ずAEDを使用した場合には、医師法上、民事上、刑事上、責任は問われないとされています。

Q.9 蘇生ガイドラインとは何ですか?

AEDの使用を含む救急心肺蘇生の手順や指針については、国際蘇生連絡協議会(ILCOR)が発表した心肺蘇生に関わる科学的根拠と治療勧告コンセンサス(CoSTR)にそって、世界各地域の実情にマッチした独自の蘇生ガイドライン策定が求められており、5年に1度のタイミングで策定されています。日本では、日本版救急蘇生ガイドライン策定小委員会にて、アメリカ心臓協会(AHA)、 ヨーロッパ蘇生協議会(ERC)の蘇生ガイドラインを参考にし、日本での救急心肺蘇生に関する医学的研究成果からエビデンスレベルの高いものを積極的に取り入れ、さらに日本の社会的慣習などを考慮して蘇生ガイドラインが作成されています。

AEDの使用について

Q.1 AEDを使うための流れを忘れた場合、どうすればいいですか?

電気ショックを与えるまでのステップは簡単です。AED Plusは一次救命処置(BLS)の流れを絵文字インジケータ表示、音声案内、ディスプレイ表示により提供します。

Q.2 胸骨圧迫とAEDの電極パッドの貼り付け、どちらを先にすべきですか?

AEDが到着したら、音声案内とメッセージ表示に従って、先に電極パッドを貼ってください。

電極パッドを装着すると、自動的に心電図解析が始まります。

AEDが到着するまでは、胸骨圧迫(できる方は人工呼吸も)を行ってください。

Q.3 電極パッドを貼ろうとした場所に、薬剤パッチなどが貼ってある場合はどうすればいいですか?

薬剤パッチなどの上には電極パッドを貼らないでください。

電極パッドを貼り付ける前にパッチは取り外してください。また火傷を防ぐために皮膚の汚れや水気を拭きとってください。

Q.4 ペースメーカーを装着している、もしくは妊娠中の傷病者にもAEDは使用できますか?

はい、使用できます。

ペースメーカーが装着されている場合は、電極パッドをペースメーカーの真上に貼り付けないようにしてください。ペースメーカーのペーシングは心電図の解析を不正確にする恐れがあります。また、電気ショックの放電により、ペースメーカーが損傷することがあります。

妊婦が心室細動を起こしている場合は、AEDによる電気ショック以外にこの母親を救命する方法はありません。また、心肺停止状態が続けば胎児への酸素供給も滞っていると考えられますので、母親を早急に蘇生させることこそが、母子双方の命を救うことにつながります。

Q.5 水辺や可燃性ガスを発する場所、金属が近くにある場所でもAEDの使用(電気ショック)は可能ですか?

可燃性ガスの近くではAEDを使用しないでください。そのような場合は、安全を確保の上、使用してください。水辺など床が濡れていたり、或いは金属の床の上に傷病者が横たわっている場合は、傷病者を移動することが望ましいが、移動が容易でない場合は、必ず傷病者の体から水分を拭き取り、又、電極パッドが床に触れないように貼り付けてください。

Q.6 小児の傷病者にAEDは使用できますか?

未就学児には、小児用パッド(pedi・padz II)を使用してください。
(就学児~成人には、成人用パッド(CPR-D・padz)を使用してください。)

小児用パッドがない場合には、CPR-D・padzで代用してください。傷病者の就学の有無を確認することよりも、素早く治療を行うことを優先してください。

Q.7 AEDを使用するときの注意点は何ですか?

AEDが心電図を解析しているとき、電気ショックを与えるときには、倒れている傷病者に触れないでください。

身体に触れていると、心電図の解析に影響を与える可能性があります。 また、除細動エネルギーは傷病者の全身に伝わるため、身体に触れていると感電する恐れがあります。